B&W 805s
ウーファー・ツイーター共に6db/octのネットワークです。
上の画像のように超高級な部品が使用されています。
ノーマルはさすがに洗練された音で、大変バランスの良い音がします。
チューンしますとその素質のよさに加えて音の出るタイミングを揃え、
全ての帯域でのトランジェントが良くなります。
ウッドベースは普通のピッチカートの他にミュートやスナッピング等の奏法が良く判別出来ます。
協奏曲では独奏楽器と伴奏楽器との掛け合いが楽しく聞こえ、
チェンバロでは複雑な音の重なり合いが分離して聞こえながらも
決っして別々の音には聴こえず融和して聴こえます。
鍵盤楽器のような帯域の広い楽器の表現は大変難しく、
小さい時からピアノに親しんでいる方々には
「オーディオからはまともな表現が再生出来ない」
と思っておられる方が多いと思います。
その不満をほぼ解消出来るスピーカーです。
周波数測定
スピーカーの前約30cm前にマイクを置きました。
音源はホワイトノイズ1分間
マイクはBehringer ECM8000
Mixer Roland VM3100pro
以下はノーマルです
以下はチューン版です
とにかく他社では絶対に使用出来ない位の高価な部品ばかり使用しています。
N800シリーズよりも遥かに良い部品で、音の純度が全く違うでしょう。
B&Wでしか出来ない芸当です。
2010/01/15
ノーマルの音ですが、
当方が録音した吹奏楽を鳴らすと
まず音のバランスが良く空間音が良く出ます。
ティンパニーの音が良く聞こえます。
良く聴くとスネアーの音が聞こえにくいです。
録音したチェンバロを聴くと
ある帯域の響きにクセがあります。
録音したマーラーの9番を聴くと
クロスオーバー付近の音にクセがあります。
チューンした音は
ノーマルよりより反応の速い音になり
楽器や演奏会場の距離感に違和感がありません。
元々指向性が広いのでスケール感があります。
但し、ノーマルでもそうですが
バスレフポートに付属のスポンジを詰めないと
コントラバスの音程が聞こえ難いです。
サンプルです。
ノーマルの音
チューンの音
805sチューンとノーマルの
サンプル音源の録音状況です。
マイクはソニーC37P改造