マイクロフォンの資料

資料:

ラジオ技術誌、日本オーデイオ協会・デジタルオーデイオ事典より

 

1.サンケン Cu−41 コンデンサーマイクロフォン

デジタル時代の2ウエイマイクです

クロスオーバーは1KHz

約35KHzまで伸びてます

単一指向性のみです

 ファンタム電源タイプの出力トランス付きと専用電源使用の出力トランスレス仕様の2種類あります。

 

2.ノイマン U87i FETコンデンサーマイクロフォン

単一指向性・双指向性・無指向性が切り替えられます

上記のグラフは単一指向性時です

3KHz付近に小さいピークがあり、15KHz以上は低下してます

大変扱い易い有名なマイクロフォンです。
構造は1インチ以上あるラージカプセルのデュアルカプセルマイクです。
固定電極の両側に振動板を持っていて片側の振動板にかける電圧を可変して(3方法のみ)
指向性を可変出来るようになっています。


そのためどのような収録場所にも対応出来ます。
そしてカプセル感度が高いので微妙なニュアンスが収録出来ます。
暗騒音を拾わないようにローカット無しでも30Hz以下を低下させてますので
超低域信号で出力トランスが飽和する事もありません。

 

 

3.ノイマン M49 真空管コンデンサーマイクロフォン

真空管式です

単一指向性・双指向性・無指向性が無段階で可変出来ます

上記のグラフは単一指向性時です

1.5KHz以上はピークディップがあり、12KHz以上は低下してます

これもU87と同じくラージカプセルのデュアルカプセルマイクです。
こちらのマイクはU87より古く、片側のカプセルの電圧が連続して可変出来ます。
そのためクラシック録音の時に主音と反射音とのバランスを連続的に可変出来るので重宝されていました。

 

 

4.シュアー SM58 ダイナミックマイクロフォン

ボーカル用マイクロフォンです

近接効果低減のため150Hz以下が下がってますし、

10KHz以上は低下してます

単一指向性のみです

 

 

5.アイワ VM17 ベロシチィマイク

単一指向性・双指向性・無指向性が切り替わります

上記のグラフは単一指向性時です

10KHz以上は低下してます

 

6.SONY C38Aコンデンサーマイクロフォン

単一指向性・無指向性が切り替え出来ます

上記の表は単一指向性です

C37AのFET版ですが、2KHz以上が良くありません

 

7.SONY C38Bコンデンサーマイクロフォン

単一指向性・無指向性が切り替えできます

上記の表は単一指向性です

どのホールでも持っているマイクロフォンです

スピーチや邦楽器に最適です

 

8.ノイマン M269コンデンサーマイクロフォン

U87の真空管版です

 

9.ノイマン KM56コンデンサーマイクロフォン

単一指向性のみのマイクロフォンです