DENON PMA2000V 09/11/25
DENONの古いプリメインアンプです。
EIコアのパワートランスが2個の12000?Fのコンデンサーが2個の構成です。
パワーアンプ部分はFET入力の3段差動増幅、
ハイカレントパワーMOS−FET 東芝2SK851
(耐圧200V電流容量30A損失150W)
のシングルSEPPです。
ノーマルの音質は大変滑らかで歪みが少なく心地良い音です。
吹奏楽のマーチを鳴らすと
チューバの吹く音が聞こえずクラリネットの抜ける音がしません。
サックスの音が心地良いですが、締まった音ではありません。
全体に音の重心が低いですが、抜けが良くありません。
音の前後左右の距離感が出にくいです。
パワー部分のFET入力部分の電源回路はプリアンプ電源と共通です。
そこでプリアンプ部分の電源を当方製作のチューン電源回路に交換しますと、
滑らかで歪みの少ない心地良い音はそのままに、
チューバの吹く音が聞こえてクラリネットの抜ける音が聞こえてきて、
全体に音が締まってきました。
そして遠近感のある音になりました。